不眠治療で使用される漢方薬|睡眠障害でお悩みの方へ - 不眠症解消.COM
不眠の治療に漢方薬を用いる場合もありますが、漢方薬は睡眠薬と違い、直正に睡眠を促すというものではありません。心と体のバランスを整えて、リラックスさせえ、自然に眠れようにするものです。
漢方薬を処方する際の診察の仕方があります。
漢方の場合、その人の体力や体質を見て、その人の「証」を読むところから始まります。「虚証」なのか「実証」なのか、「気」「血」「水」のどこが悪いのかを判断します。この場合の「虚証」は抵抗力がないタイプ、「実証」は抵抗力があるタイプです。そして、おおまかに「気」は生命エネルギー、「血」は全身をめぐって栄養を与える血液、「水」は体液全般の免疫システムで、そのどこに問題があるのかを判断していきます。
「気」に問題があると、だるさや疲労感、頭が思い、動悸や不安感が見られます。「血」に問題があると、貧血や血行不良が見られます。「水」に問題があると、むくみや排尿の異常が見られるようになります。
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実際に、不眠に悩む患者様にどのような漢方薬が使用されるのでしょうか?
イライラしている、不安感がある場合に使用される漢方薬
○大柴胡湯(ダイサイコトウ)
比較的体力のある方で、ノイローゼや不眠のあるときに使用されます。
○半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
体力はあまりなく、気分がふさいで、精神不安からの不眠などを訴える場合などに使用されます。
○柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)
体力が弱く貧血気味の方で、神経敏感からくる不眠、更年期障害からくる不眠に使用されます。
○抑肝散(ヨクカンサン)
神経過敏で興奮しやすい方で、イライラして眠れないなどの精神神経症状がある場合などに使われます。
○温経湯(ウンケイトウ)
月経不順や月経困難のある方、更年期障害のある方、不眠症に方に使われます。
○抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)
子どもの腹の虫を抑える薬だが、イライラ、興奮して眠れない時にもイイです。
体が疲れているのに眠れない場合
○加味帰脾湯(カミキヒトウ)
神経質で貧血になりやすく眠れない人に使われます。
○酸棗仁湯(サンソウニントウ)
心も体も疲れて眠れなくなっている時に使われます。虚弱体質の人にもオススメです。
○帰脾湯(キヒトウ)
体力がなく、線の細い人で、過労で眠れない人に!
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